ちょっとのつもりが加速していくバイクの改良について
ロードバイクは完成車で乗り続ける人はほとんどいないらしい。
かく言う自分もロードバイクを手にした当初、完成車に不満を持つことなんて無いと思っていたが
やはり、
私にもやってきたアップデート欲!!!!
初心者ローディーがどのように車体アップデートしたかの遍歴について書いて行きます。
第1段階 ペダル
フラットペダルからビンディングペダルへ。
純正のペダルから、SHIMANO両面クリッカーペダル(SPD)へ交換。
クリッカーというのは主にMTBに付けるペダルで、程よく外れやすいので立ちゴケを防げて安全。
しかし、めちゃくちゃ重量があるのが難点。
3月のしまなみ街道縦走イベントに参加し、こんなに辛いのはフラットペダルのせいだ!と思いGW頃に交換。
縦走2日+単独自由走行1日の3日のライドで、新品だったKEENのジャスパーがボロボロになったため、ペダル固定の必要性を感じずにはいられなかったのでした。
現在、Dura-Ace SPD-SLペダルを練習中。これは確かなホールド力で転ぶ予感しかしていない。
果たして実戦投入はいつになるのか…
第2段階 ホイール
ある時思い立ちて浜名湖まで自走で行こうと気ままに出かける。
獲得標高の概念がなく片道25kmぐらいなら余裕だと思っていたら、峠of峠でへとへとに。
↓諦めた現場
普段は蒲郡から西浦半島を回ってくる平地メインの約80kmが走行練習を兼ねたお散歩コースなので、登坂という新たなる壁に「ホイールが鉄下駄なせいだ!」と理由をつけてホイールを交換する事に。
カンパニョーロのゾンダがファーストホイールとしては人気ということで、ゾンダを検討していたがどう考えてもSHIMANOのホイールの方が重量コストパフォーマンスが高い。
どうせグレードアップするなら、最初からハイエンドモデルにした方が後々の投資を抑えることができるだろうとDura-Ace9100を清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入。
初速の速さ、発進時のブレがなくなり加速のタイミングが早い。どう考えても買ってよかった。
第3段階 カセットスプロケット
脚力がないから坂道が登れないんだと思い、ホイールを交換するついでにカセットスプロケットを完成車の28tから32tのいわゆる【女の子ギア】に交換。
女の子ギアはトップスピードは出ないが、登り坂に強く確実に進む。
浜名湖一周(通称ハマイチ)では、ホビーライダーと思われる男性をヒルクライムでぶち抜くという新たな楽しみを見つけて喜んでいた。脳内が小学5年生男子なのである。
つまり、この浜名湖を目指す過程でヒルクライム仕様へ車体がカスタマイズされていった。
ところが、また思いつきでモリコロパークで開催されたエンデューロレースに参加することにしたため再びカセットスプロケットを25tへ交換した。
25tスプロケットは通称【男ギア】と呼ばれており、その名の通りレースの時に活躍する。
この男ギアのお陰で、モリコロパークのレースでは参加した部で優勝することができた。男ギア様様だ。
トップスピードが5km/h以上伸びたが、登坂は辛い。
レースの場合はトップ40km/h以上で坂に突っ込んで勢いで登る作戦で走りました。
来月、鈴鹿サーキットのエンデューロレース8時間ソロに出場するのでそこまでは25tでいこうかなと思う。
第4段階 サドル
私の自転車ライフのモットーは、長く、遠く、楽しくである。
タイムトライアル型ではなく、どちらかといえばロングライド、ブルベ、エンデューロ型のスタイルのためサドル探しはとても重要です。
とにかく接触部が体重による圧でダメージを受けるため、ロングライドがしんどいのだ。
痩せろ!と言われても、簡単に痩せられるなら世の中に病院はいらない。
ロードバイク界では、全て悪いのは機材なのである。
ということで、フィジークの女性用サドルに交換してみる。
fizik(フィジーク) LUCE BLACK EDITION REGULER S-ALLOY 限定サドル
レーシーな物を選んだので、結局のところロングライドには向いていなかった。
しかしレース中は踏み込むW値が高いためか難なく快適であった。さすがレースモデル!というか、ダメージがあるのは脚力がないからか⁉︎
機材が悪いの理念に則り、まだ届いていないが評価が高いのでISM PR3.0 (Typhoon) というコンフォートサドルを購入してみた。
トライアスリートに愛用されているらしい。
正直、もう頼むからこれでサドル沼から上がりたいと思っている。
残すアップグレードは、コンポーネントを上位グレードにすることぐらいだろうか。
GIANTストアの方曰く、ブレーキトレインだけ上位グレードにするのもいいかもとのこと。確かにブレーキは大切。
自転車はつくづくお金しかかからない趣味だが、2年の減価償却法でいけば日割200円の出費である。計算はしないで欲しい。そして、アップデート後、微増するのも目を瞑っていて欲しい。
理論的には乗れば乗るほど上がりが出る。
バスで駅まで片道300円だと考えると、むしろ自転車以外の選択肢は消える。
そして健康に良い。確かに今年は風邪を引きにくかった。
ダイエットにはならない。お腹が空くから。
だから金銭的なところはあまり気にしていない。
人生お金で解決できるところは解決すれば良いのだ。
元気があれば何でもできるって猪木も言ってるし、趣味を糧に生きればいいのだ。
楽しみがあるうちは絶望はしない。