ご当地ソフトクリームの世界
アイスクリームよりソフトクリーム派の私が今まで食べてきた、ご当地ソフトクリームを紹介します。
色々食べていますが記憶にあるものから紹介します。画像が残っていないものはwebよりお借りしています。
ソフトクリームの中に白エビが入っており、おまけでセミドライの白えびが飾られているソフトクリーム。
甘じょっぱい日本人好みの味ですが、生臭さがほんのりと感じられるパワー系のソフトクリームです。
香ばしい香りとコクのある味わい。きな粉や豆腐ソフトともまた違ったまったりこっくり系で尚且つさっぱりした味わいのソフトクリーム。
美人になりそうだから、実質ゼロカロリーです。※個人差あり
③三重県鳥羽市鳥羽水族館内フードコート 伊勢うどんソフトクリーム
こちらも見た目通りパワー系のソフトクリームです。
トッピングは、ねぎ、かまぼこ、伊勢うどんの甘めのタレがソフトクリームにかけられています。
想像しているよりも伊勢うどんのタレがソフトクリームとマッチしていて、みたらし団子的な味でなかなか美味です。
しかし、ねぎとかまぼこはどう考えてもソフトクリームとは合いません。演出のために必要不可欠な存在であると承知して心を殺しながら食べて行きます。
うどんはどこにあるんだ?ソフトクリームに練りこまれているのか??と思うでしょうが、カップの底の方にコーンフレーク的な意味でうどんが沈んでいます。
そこにはタレがかかっておらず、味のないうどんがソフトクリームの凍傷に耐えながらそっと潜んでいます。
白玉的な感覚で食べればと思うのですが、どうやっても半分凍ったうどんです。
でも妙に食べたくなる、癖になる一品です。
特産品であるトマトを練りこんだソフトクリームです。酸味と甘みのあるトマトが感じられるトマト好きのためのソフトクリームです。
このソフトクリームは夏季限定らしいのですが、冬は雪深い土地ということもあり夏しか食べる機会がなく真偽の程は不明瞭です。
一説によるとトマトトマトしいのでケチャップの味がするという人もいるようです。
トマト好きのためのソフトクリームだと断定しますので、我こそはトマト好き!という方は山奥まで足を伸ばしてはいかがでしょうか。
飛騨高山や下呂温泉へ行くついでに無理やり立ち寄るのがおすすめです。
系統としては伊勢うどんソフトクリームと同じ流れを感じさせるソフトクリーム。
ソフトクリームに五平餅のタレをかけたもの。
けっこう小さめで、味も普通に美味しいです。しかし値段が300円か350円で、妙にコスパが悪いと珍しく思ってしまいました。
美味しいには美味しいですが、ソフトクリーム自体がスジャータ社のものでシャリ感強めのソフトアイスであることがマイナスポイントでした。
個人的なレビューですが、ニッセイのソフトクリームが好きという前提の評価です。
もしニッセイのソフトクリームだったら、もっと前のめりに語っていたかもしれません。
もしかしたら記憶違いでクラゲアイスクリームの方を食べたかもしれません。
もともと中華料理の前菜であるクラゲの冷菜が妙に好きなので、クラゲを食べることは何の躊躇もありませんでした。
無味で、コリコリというよりマーマレードのオレンジピールみたいな食感のものが時々でてくる正統派ソフトクリーム(記憶違いならアイスクリーム)です。
白川茶の生産地として有名な加茂郡の、おそらく特産品白川茶を使って作られた緑茶のソフトクリーム。
こちらのソフトクリームはニッセイです。
日本人の口に慣れた緑茶の爽やか苦味とミルクバニラの出会いは、かつての朝ドラ「マッサン」の亀山夫妻のように見事に互いを抱きしめ合うかのような尊厳愛を感じます。
抹茶ソフトクリームとは別の癖のある苦味が特徴。繊細な味覚を持つ方におすすめしたい大人のソフトクリーム。
調べてみたところどうやら緑茶ソフトクリームも夏季限定でした。新茶を使っているのかな???
秋から春にかけては紅茶ソフトクリームが楽しめるようです。
来年のGWに開催される【つちのこ大捜索】に合わせて是非ご賞味いただきたい。
⑦愛知県西尾市 西尾抹茶ソフトクリーム
抹茶といえば西尾の抹茶。
どこかの高速道路SAで食べた気がしますが、なかなか濃厚な抹茶の風味がしました。
個人差があると思いますが、緑茶ソフトクリームを体験した後だと妙に凡庸で刺激のない味、良く言えばハズレのない味のように感じます。
間違いのない美味しさです。
有名な塩のソフトクリームです。
おそらくこちらもニッセイです。あの有名な塩が濃厚なバニラソフトクリームの中に暮らしています。
塩と冷凍は化学的にも相性がいいので、もしかしたら溶けにくいかもしれません。
作ってもらい渡される直前に、これまた伯方の塩の別商品であるフルール・ド・セルという大粒の塩をふりかけてくれます。
塩みと甘みのバランスがとても上品で、ご当地ソフトクリーム界のマドモワゼルとお呼びしなければならない気がします。
⑨愛知県 上郷SA上り しゃちほこソフト
しゃちほこを模ったベビーカステラ風のどっしりとした生地の中にたっぷりの小倉あんがつまった今川焼き風の焼き菓子の上に、非常になめらかで濃厚なソフトクリームが乗っています。
このソフトクリームはソフトクリーム界のセレブリティ《クレミア》に近いです。
ソフトクリームの種類は、小倉ソフトとバニラソフトの2種類から選べますが最近ミックスが登場しました。
毎回小倉ソフトを食べますが、底抜けに甘くて濃厚でどっしりお腹にたまる軽食系ソフトクリームです。
カロリーも500kcal前後あり、さすが天下のデカ盛り名古屋グルメの系譜だなという風格があります。
血糖値がものすごく上がるので、糖尿ではないですが食べると不調になります。医療機関で糖質を制限するように言われている方にはおすすめしません。
しかし、運動後の疲れて腹ペコの体にしゃちほこソフトは贅の極みで素晴らしい甘やかしになります。
名古屋へお越しの際は、上郷SAで休憩しながら小倉文化をお楽しみください。
基本的にご当地ソフトクリームの元となるソフトクリームを大まかに分類すれば、ニッセイ社かスジャータ社の2つになります。
ベース味の癖が二分類された上で、ベースの牛乳(もしくは生クリーム)に変化をつけるかどうかがソフトクリームの味のからくりだと私は分析しています。
そういう意味では、トッピングをクレイジーにすることで思考を奪う作戦や、本当の意味でご当地料理を使用するトリッキースタイルのソフトクリームが【ご当地ソフトクリーム】として望ましいのではないかと考えています。
インスタ映えなんて言葉がありますが、ご当地ソフトクリームは映えなくてかまいません。
一口目を食べた後の脳が驚くあの感じを追求していただきたいと思います。
また思い出したり、新しいソフトクリームを食べたら紹介していきたいと思います。