つーる ど 日常茶飯事

自分軸な自転車や趣味のログ。

真冬日だから服装とファッションを省みる

ファッションにあまり美的好奇心を抱きにくいことで有名な私です。

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女子会ファッションもだいたいこんな感じです。※夏ver

 

交友関係も基本的に狭く、というのも精神衛生上の問題で意識的に絞っています。

やみくもに交友関係を広くすることを手放しに良いことだとは全く考えていません。

そんな活動制限をかけている私が定点的に会合する親友のMちゃんとYちゃんは共にファッションへの意識をきちんと持っており、TPOの中に自分をより良く見せてくれて尚自分らしい洋服にこだわっています。

 

特にMちゃんは元アパレル業界の人ということもあり、別大学ながら大学の頃からの付き合いで昔から必要の際、洋服選びを手伝ってくれています。

今でもファッションチェックをしてくれるので、気になる服がある時は写真を送ると意見をくれるありがたい存在です。

 

Yちゃんは他人のファッションがどうだろうがある程度気にしない自分軸で生きる美女です。

私のことを「そういうジャンルの人」でライフスタイルや考え方などを含めて仙人のようなものだと捉えているそうです。

Yちゃん曰く女子会ファッションの意義は、お互いのために可愛くあろうとする姿勢が嬉しいのだそうです。

私には全くない視点でした。

 

Yちゃんの名言だと思った言葉を紹介します。

 

「洋服を見て、洋服自体が可愛いと思うものは選ばない。その洋服を身につけた自分がどのように見えるか、どの様に自分の自信がある体のパーツを美しく見せてくれるかという事が大切。」

 

洋服は自分という主役を引き立てる脇役という概念です。

 

私は「わぁかわいい!これを着たい!」です。

そしてその服を着て「見て見て!これ!かわいい!」です。私と服は魔法少女とお付きの小動物キャラの関係性みたいなものです。

この概念を念頭に置いて今回の記事を読むと、なんとなくわかる人もいるかもしれません。

相変わらずこのブログはチラシの裏なのです。

 

さて、そんなおしゃれピーポーなお友達がいるにも関わらず、独自路線を進む私が今年購入したアパレルのほとんどは自転車用のウェアかおしゅしだよ!です。

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大丈夫です。頭は正常です。

 

まずはこれ。

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しまむらコラボTシャツ。

左端のものはおそらく初期デザインで、私が気がついた時には冒頭の著者近影で着ているMAGUROデザインのものになっていました。

一応全種類を持っており着まわしています。

 

ものすごく気に入っており、右端は普段着、白地の二種はご機嫌な日に着ています。

このTシャツを着ている日はご機嫌なんだなぁという指標にもなります。

 

そして、その後おしゅしだよ!の服ばかり着るのは33歳の女性としてどうなんだろうか?と迷い始め、おしゃれピーポー御用達と聞いたZOZOTOWNでおしゃれかつトレンディなお洋服を探して購入したのがこちら。

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ZOZOTOWNに売っていたのが悪い。

あったから買った。後悔はしていない。

すごいおしゃれでびっくりしました。

イーハイフンワールドギャラリーがコラボしていました。

 

ちなみにMちゃんはおそらく私のキャラクターを考慮した上で意見をくれていると思うのですが、このデニムは可愛いと言ってくれています。

ほら!おしゃれピーポー公認!\\٩( 'ω' )و ////

キャラ系の人というジャンルはそれはそれで存在を認められており、多くのおしゃれピーポーたちが「私の趣味ではないけど戦争相手にもならない」という永世中立国的立ち位置なんだと思います。

 

そうは言ってもMちゃん自身は絶対に着用することはないと長年友人をやってきた私が断言できます。

 

この辺りから【33歳の女性として】という概念の解釈が変化していきます。

 

《いざという時はスーツを着ればいい。》

 

東京のビジネススクールへ通っていた時に得た教訓を思い出しました。

中谷彰宏先生の講座を受講していた時、最終的に理解したのは外見的アプローチを成功させる重要なファクターは大きく分けて2つだけだということでした。

 

①ジャストサイズのビジネススーツを着用すること

色はキャラクターやTPOに合わせる。

私はグレーがかったネイビーのスカートスーツの上下とベージュのスカートスーツの上下、この2セットを駆使して【大人の役割】を演じることにしました。

 

②快活で剛健な体型と表情

全ては中身。自分自身の容姿によってイメージは作られます。大人の世界、特にビジネスシーンでは人は見た目が100%です。その後、内面を受け入れるか受け入れないかのパフォーマンスが左右していきます。

伸びた背筋、だらしなくない胴回り、若々しい発声、言葉選び、経験引き出し、人間性を反映する全ての挙動などの高次作用です。

 

外見的な【大人の役割】を要求する相手には正しく使い分ければ良いのです。

それだけです。

 

そういうちまちま細かいことを気にすら世界が嫌だったので、すでにその世界から飛び出しました。

中谷先生には使える教養をたくさん教えていただき、とっても役立っています。

そして今の世界は自分で作った自分が望む世界であり、納得した方々が大きな家族のように共存します。

 

結局、これでいいのです。

 

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最近業績が伸びていることで話題のマックハウスがコラボした冬服です。

おしゅしのお陰で業績が好調なんじゃないかと買い被っています。

裏フリースでふわふわしていて暖かいです。可愛くて色違いで購入してしまうほどお気に入りです。

こちらもMちゃんが「可愛いじゃん」と言ってくれました。これもおそらくMちゃん自身は絶対に着用しません。

 

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まえうしろまぐろパーカー。これはお気に入りすぎて試着以上に着ることができません。

愛おしすぎて胸が苦しいレベルです。

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バックプリントです。

これも色違いで購入したかったのですが、壊滅的にネイビーのパーカーが似合わない顔色をしているので断念しました。

いくら好きでもうまくいかない事は世の中にたくさんあるのです。

 

こうなってくると小学生レベルだなと思われるでしょうが、今日日の小学生は大人です。

 

現在小学生向けのプログラミング指導をしており、マイクを持ち教鞭をとっています。

毎回おしゅしだよ!の服を着て参加しています。気分が上がるのと、個性的でクリエイティブな先生というキャラクターが立ち親しみやすい雰囲気を出せるからという狙いもあります。

 

狙い通り3回目の教室から「どうしていつもお寿司の服を着てるの?」と休み時間に生徒がやってくるようになりました。

「おしゅしだよ!が好きだからだよ」と答えておきました。

 

おしゅしだよ!はポップカルチャー発信地でもあるヴィレッジバンガードにグッズコーナーがあることからわかるように、ハイティーン以上に人気のあるキャラクターです。

小学生にはあまり馴染みのない謎の存在かもしれませんが、可愛さは共通のようです。

 

信じられないかもしれませんが、私は好き好んでおしゅしだよ!の服を身につけています。

おしゅしだよ!を見かけると、身につけなくてはいけない同調意識が湧き上がってきます。

TPOに合わせて服を選べと言いますが、過剰に要求するのは逆にモラルハラスメントであり日本の良くないところです。

 

公序良俗に関わるような服装、例えば必要以上に肌を露出するようなものは問題ですが、年齢不相応、ジェンダー論的な理由で制限されることはあるべきでないのではないでしょうか。

 

夫は私が髪の毛先を青にカラーリングした時は烈火の如く怒り「会社での立場を考えて欲しい。会社ではけっこう偉いんだよ!」と衝撃的な名言を理由にして突きつけてきましたが、おしゅしだよ!の服に関しては何も言いません。

 彼ももう若くなく部下もいるという立場(それがつまり偉いの意味と理解)がありますから仕方ないと思います。

それにしても髪の毛が青くたっていいじゃないかと思います。

私が髪を青くしたところで反社会的な人間と見る人はほとんどいないと思いますが仕方ありません。

 

しかし、まぐろのおしゅしが《どーん》と描かれたTシャツを着ようが並んで歩くことは平気です。

 

ヘアカラーやタトゥー、刺青、ピアスに関しては、様子によりけりでファッションの域を超え思想を体現する表現領域にかかる事があります。

日本は伝統的にこの表現領域に関してとても神経質な体質をしています。

折につけて話題になるのは、こういう背景があるからでしょう。

 

おしゅしが表現するものは「ユニークな人格」という部分だけです。平成も終わろうとしている現代社会で、年齢という指標など全く価値を持ちません。年齢でなにかを制限するということは今やナンセンスです。

 

そんなわけで、もしおしゅしだよ!の洋服を着ている私を見かけたら「機嫌がいいんだな」ということです。本当にそれだけです。

 

いちいち他人の目を気にして生きるのは疲れてしまいます。

 

しかしそんなおしゅしな私も、インナーはモンベルジオライン、靴はKEENのジャスパー、手袋やバックパックはSHIMANOで街乗り用自転車はスペシャライズドという木も見て森も見れば最適化されたスタイルだと自己満足の領域です。

 

Yちゃんの言葉を借りるなら「そういうジャンルの人」なのでしょう。

自分というジャンルの軸をぶらさないことの方が、つまらない無個性化よりも大切だと改めて開き直ってしまう真冬日でした。