裁ほう上手でカーテンをリメイクしてみた
カーテンに飽きた
浴室の脱衣所はカーテンレールで仕切られていて、綿密には台所と隣り合わせです。
ここも高度成長期の間取りです。
遮光にすると暗いし、かといってレースだとスケスケになるしということで中途半端なカーテンを半面だけ吊るしていました。全面かけると暗いし狭くなるし火災の恐れもあるので、お風呂に入る時は思いやりの心で過ごす暗黙の了解です。
そのカーテンも定期的に洗って清潔に使用しているので経年の割にとても綺麗なのですが、いかんせんプレーンすぎて飽きてしまいました。
そこで、簡単にリメイクして可愛くしてみようと思います。
簡単ハンドメイドといえばこれ
意識高い系ハンドメイドクラスタには常識の裁ほう上手です。
つまりはアイロン接着剤です。
これを使ってミシンなし針と糸なしで簡単にカーテンをリメイクしていきます。
リメイク概要
幅148cm長さ140cmぐらい(採寸曖昧)のカーテン半身の裾に布を足して、アクセント&丈調整をする。
さっそくやっていくよ
こちらがプレーンなカーテン。黄色。
微妙にエンボスで柄が入っていますが、よくわからない柄です。
それにこの布を足していきます。
綿麻キャンバス地巾110cmの50cm分です。小物かトートバッグを作ろうと購入してたのですが着手する気配が湧き上がらないので、ここで使っちゃおうと思います。
まず50cm幅を半分に切って25×110を2枚作ります。
両サイドと切り離した面をアイロンでしつけていきます。
こんな感じです。表から見たときにきれいになるように、裏に向かって折りアイロンで跡をつけていくという意味です。
そのしつけたところを裁ほう上手でくっつけていきます。
もしバイアステープとか使って裾処理するならこの作業はいりません。バイアステープで生地を挟んでアイロン接着しちゃえば終わりです。
110cm横幅だと若干カーテン巾には足りないので、不足分は中表で生地をくっつけて延長します。
裏から見るとこうなっています。
カーテンに今作ったデコ生地をくっつけていきます。
カーテンの裏側の裾まつり上げしてある上のライン(指差ししているところ)をガイドにして、また裁ほう上手でくっつけていきます。
ひっくり返して表面にした時きちんとストライプの面が見えるよう、裏表に気をつけて貼り付けます。
ミシンで縫い付ける場合は、マチ針で固定ないとしんどいですが裁ほう上手ならそんな手間もありません。ただくっつけるだけ。
余りました。これも裁ほう上手なら簡単に直すことができます。
イメージ図
カーテンのラインに合わせてアイロンで折り目をつけ、1cmくらい残して裁断、そこを裁ほう上手で接着したら完成。
できました。
あえて元のカーテンの裾部分を表面に浮かして生地を延長するデザインにしました。
めくれます。
後々「あーまた気分変えたいわー趣味変わったわー」って場合にカーテン裾のところに色々つけて楽しむ余韻を残しつつシンプルなリメイクにしました。
設置してみた
これはよき。
私の理想的な内装はフレンチモロッカンなのですが、そうはなっていなくてもかわいいです。素晴らしいです。
よさみが深いので、例によって親友Mちゃんにみてみて可愛くしたよ!のかまってちゃんアピールをしました。
ペンダントライトにセロファンを貼った時は、エレクトロなパリピでしたが、今回はアジアの民家いただきました!
これは褒め言葉!目指してるのはフレンチモロッカンだけど!!!
フレンチテイストをストライプで表現しようとした安直さよ。
少し短くて人様が見たら脱衣所としては少しいやらしいようにも受け止められる長さの仕切りカーテンが、そこそこ外国感のあるあえてのおしゃれっぽい感じになりました。
ちなみに手前の青いブロックチェックの布は、母が作ったランチョンマットをホームベーカリーにかけています。
このホームベーカリーは結婚祝いでいただいたのですっかり10年選手です。
狭いし古いし不便だけど狭いはかわいい
一人暮らしの部屋は狭くても狭いからこそこだわれる楽しみがありました。
二人暮らしになって勝手が違うギャップを抱えたまま長年暮らしてしまいましたが、ようやくつかめてきました。
そういえば、1人暮らしの時は部屋の中を快適に可愛くするのが好きでした。物が多くてごちゃごちゃしていたけど、今は物を減らして程々に空間があるので細かい物のクオリティにこだわれるようになりました。
それは高級なものであるとかブランドであるという事ではなく、丁寧さです。
狭いのは手が行き届くし、古いのは手入れさえすればよい。どんどん愛しい空間が出来上がります。
勘違いして欲しくないのは、手作りだからいいとかブランド品がダメとか買ってきたものじゃいけないとは言っていません。
自分が丁寧にこだわってパーツをはめ込むことが大切であって、方法論ではありません。
自分で作ったり考えたりするのが好きで楽しいのでやっています。既製品でこれ!というのがあったら購入します。
自作の方が自分のイメージに合うから、素人で少しずつ少しずつ色々作れるように不要な物から失敗作まで色々作って技術力を上げてはきたものの…それがハンドメイドのカントリースタイル、DIY精神ですよな。。。ということにしとこ。
諸費用、所要時間etc
所要時間は準備片付け設置含めて40分ほどで実作業は20分程です。とにかくめちゃくちゃ簡単…これでお裁縫やったと言ってもいいのかというぐらい簡単です。
元々溜め込んでいた趣味のパーツを利用しているので費用はかかっていませんが、無理矢理計上するならこうなります。
材料費
裁ほう上手45g 595円
綿麻キャンバス地 64円/10cm×5=320円
合計 915円
この程度の作業では裁ほう上手を使い切るということがないので、初期費用的に考えてください。
45gでもけっこう色々くっつけられます。製作する物にもよると思いますが、ミシンがなくてもプラモデル的にかなりガチなものを作ることができます。アイロンさえあればめちゃくちゃ簡単にリメイクでき、強度もなかなかのものです。
例えばプレーンな今治タオルにレースを付けたら完全に超高級タオル!ここにレースあればなぁとか、もうちょいこうだったらなぁというこだわりを満たし自己満足を味わえる。
そういうのも全てはプラスαの世界。。。
雨が降ってペンキが塗れなかったので、久々にハンドメイドやってみました。