つーる ど 日常茶飯事

自分軸な自転車や趣味のログ。

妊婦の運動を考えてみた〜自転車は妊婦に悪なのか〜

さてと、前置きは全部終わった。

こちらはお腹があまり出てこないので、著しく太ったように見えるだけの元気な妊婦です。

太った太った、巨乳になった巨乳になったと言われすぎてだんだん腹が立ってきました。

ちなみに女性が発する言葉、会話の8割は不平不満だそうです。なんかわかるー。でもそれを夫から言われるとうるさいなぁとまた不平不満を言ってしまいます。負のスパイラル。

お腹がもっとわかりやすく出てこれば妊婦っぽくなるのに、ただのワガママボディにしか見えないとむしろコンプレックスに感じます。

もともとバストはある方なので巨乳にというか爆乳だから正直めちゃくちゃ嫌です。

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こちら、出産を控えたお美しいミランダカーさんのお姿。

こんな感じになりたいんですが現実はこんな感じです。

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1分で描いた。すごい似てる。貫禄がすごい。あと顔が丸い。妊婦というより単純に太ったおばさん。

お腹があまり出ない理由に、腹筋が鍛えられているという説もあるようです。私は脂肪も筋肉も両方ある謂わばプロレスラーの体組成をしていたので脂肪が全体についたにも関わらず内側からの張り出しを腹筋が押さえ込んでいるという可能性も十分あります。

そんな自分になぜなった。

つわりがない

正確には食べつわり寄りの軽度なつわりしか妊娠初期から感じませんでした。

かと言って全くしんどくなかったかと言うともちろんそうではなく、骨盤周りの筋肉が無理やり変形する痛みや貧血によるめまい、吐き気、怠さ、強い疲労感に強い眠気などはありました。

また、妊娠がわかってからも流産を避けるために治療のため使用していたホルモン剤の投与がしばらく続きました。その期間は確かにつわりだったのかもしれません。

ただし、ご飯はほとんど食べることができていたので食べられない日は数えるほどもないぐらいでした。

基本的に暇を持て余したスケジュールにしていて、しんどい時は素直に寝てました。なんて最高なんだ…。ラヴィアンローズ

もしがっつり仕事をしていたとしても仕事を辞めるように言っていたと夫がよく言っているので、妊娠した時点で退社は確実でこの運命は変わることはありませんでしたけれど。

さてさて、つわりが軽い人の特徴として、体力がある、胃腸が強い、睡眠時間が多い、ストレスマネジメントがうまいなどの理由がまことしやかに噂されています。

ご察しの通りこちら、ロードバイクを乗り回していた私は体力は十分、子どもの頃から無尽蔵な胃袋、22時30分にはもう眠い夜明けと共に蠢く生活スタイルに、夫の理解のもと自由に過ごす日々。

完璧にあるがままに素直に生きてる、お小遣い稼ぐぐらいしかしない生活が私を高齢出産目前でラッキーマタニティライフへ誘った。

つわりがないということは巨大化するということ

元々血圧は低いので高血圧症の心配はなかったが、ほとんどなんでも食べられたので食事量は増加、運動量は低下というスパイラルに陥ることになった。

つわりはないが検診では順調ですねと言われるのみ。体重増加だけ気をつけてくださいと軽く釘を刺されたが、運動は安定期まで控えるようにとのこと。つまり、食事制限のみで体重を維持させるという高度な技術を求められてしまった。

結果的には5ヶ月目の検診で見事4kg増で叱られることになる。

食べたら動くが通用しない

今までの私は時間に余裕があれば片道25kmなら自転車で移動するような生活をしており、春から秋にかけては週200kmは最低でも走っていたので食べすぎるという概念がなかった。

好きな物を好きなだけ食べても体重は維持されており、食べたら食べただけ長時間長距離を走れるという感じで気ままにしていた。

しかし、運動、特に自転車は妊婦にタブーのように言われている。

自転車は本当に妊婦に良くないのか

自転車が良くないと言われている理由として、振動が胎盤に良くないとかなんとか。

とりあえず腹帯で固定したらいいんじゃないかしら?だめなの?

また、自転車には転倒のリスクがあるとのこと。たしかに転倒のリスクはあるが、私は何度もレースにも出場しているし走行距離もZWIFTを含めると1万キロを超える。

転倒経験は初めてのトレイン走行の練習で追突し転がった一度しかない。その時もコロコロ転がって本人に傷一つなかった。ただし、TCRのカーボンフレームに傷が入ったけれど…。

そんなこともあり自転車に乗るためのボディバランスはそうでない妊婦に比べて格段に高いと自負している。

つまり、

転ばないし車も突っ込んでこないし部屋でZWIFTやればいいんでないか。

固定トレーナーで落下の心配も振動もなく、異変があったらすぐやめられる。

ちなみに5ヶ月目の現在、夫のサポートありで外でクロスバイクロードバイクに乗ることがあります。チョイ乗りから15km〜20km程の距離を平均19km/hくらいで走っています。

今のところお腹が張ったり痛みがあったり出血があるような事は一切起きていません。

固定自転車は妊婦へ推奨された運動である

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しかしながらエアロバイクは邪魔だったので断捨離で手放した。

だが固定ローラーがあるので問題なしとの理由で合理的に手放したのだ。ベビー用品とか置かなくてはならないし。

さてさて、妊婦の運動と言えばウォーキング、マタニティスイミング、マタニティヨガ、マタニティビクスぐらいがバリエーションも関の山と言ったところでしょうか。

正直、お腹を守らなければならないとは言え上記の運動はとても効率が悪い…今まで行っていた運動からすると強度が低すぎて、行ったところで体力や筋力の維持もできない。

安定期に入るまでは恐る恐る暮らしていたので、すっかり筋肉が落ち脂肪だらけの体組成になってしまった。

こりゃ困ったなと思っていたところ、欧米では妊婦の筋トレやエクササイズが日本よりはるかに強度なレベルで行われていることを知りました。

実は日本でも産婦人科学会が2017年に規定変更しており、固定自転車は推奨される運動に指定されているのです。

やったね!動けるね!

そんなわけで、ノートパソコンの容量とCPUを増強して快適なZWIFTライフを送るべく準備してみました。

設定を変える

ZWIFTだけでなく多くのフィットネスプログラムは妊婦に配慮されていません。

なので全てマタニティ仕様にカスタムする必要があります。

まず車体の変更点として、サドルを5mm下げ1cm前に出す事でお腹を膝蹴りする事を回避しました。

なーんだそんなこと。

次にZWIFT内のアバターの設定を、身長150cm体重38kgの中学生に変更しヒルクライムが楽になるようにしました。

平坦80回転ぐらいで40km/h近く出てしまう感じの楽ちん設定です。恐ろしく豪脚なのでRide onが良く来ます。ごめんなさいね、中の人は妊婦です。

さっそくやってみた

少し息が上がる程度でゆるく走るだけ。例えばロンドンのショートコース(クラッシック)一周とか、ワトピアならボルケーノサーキットとか獲得標高がなるべく低くて達成難易度が低いものを選んでやっていきます。

たまたまロンドンの日が多かったのでクラッシックをまさかのスプリント参加するスタイルでやっていました。

個人的体調を考慮した感想

いい感じです。お腹が張るとか痛いとか出血とかおかしな事にも今のところ一度もなっていません。

むしろ胎動なのかお腹がもももっと動いたりポコポコしたりするので「子が喜んでるぜ!」ぐらい思っていました。

お腹に力を入れるのではなくあくまでも脚力で回すので、お腹に負担はありません。

スプリントもしてみましたが(ビビり気味13秒台です…)息が上がるだけで特に腹痛も張りも起きません。おお、これはいいぞ。

心拍が少なく血圧も低いので、むしろ運動をして血流を促進しないと母子共にリスクが高いので個人的にはマタニティエクササイズの1つとして取り入れるのは大いにありだと思いました。

注意

全ての妊婦さんにおススメではありません。むしろ推奨していません。あくまでも私自身のための検証であって、都度産科医へ相談するなどの経緯があってのことです。

また、そんな事したら危ないとか無責任とかいう叩きもお受け致しません。

体質や体調は十人十色であり、元々の資質も違いますから万人共通した方法など存在しません。

必ずかかりつけ産科医へ相談の上実践するようにしてください。ちなみに、私のかかりつけ産科医の先生は運動は推奨しておらず体重管理は食事で行うようにと第一に言っていました。

元々運動習慣があった事を考慮して、無理をしない負荷をかけない条件での運動となっています。

ストレスなく飽きないために

ただ歩くだけではつまらないので、色々な種類のマタニティエクササイズを行う事でストレスなく健康管理ができます。

私は産科でのマタニティヨガ(とは言え月2回しかない)、DVDでマタニティビクス、そしてZWIFTという感じに気まぐれで体を動かせるようにしました。

体を動かすとぼんやりとした不安が払拭されやってやった感が溢れてきて気持ちがいいです。

マタニティ仕様ではあるものの、なるべく変わらないライフスタイルで過ごし体調に合わせてマイナーチェンジを繰り返していけばいいかなというところです。