マタニティヨガ教室に参加してきた
マタニティヨガとは
一般的なヨガと違い、出産時に役立つような呼吸法が主になったポーズを行うヨガ。たぶん。
記事を追うごとに妊娠出産関連記事がおちゃらけてきているが堪忍である。
なんとなく先生の説明によると、安定期から臨月の全ての方には呼吸法とリラックス、臨月の方には陣痛促進させるようなポーズ、逆子をひっくり返すポーズなどをやるとのことです。
マタニティヨガによって維持する目的で体重管理の助けになるという方もいるようですが、基本的には精神安定と出産時の呼吸を楽にする等であって、少なくとも産院主催のヨガは決して妊娠中のダイエットに向いているものではありません。
結論から言うと、この記事を最後まで読んだとしてもマタニティヨガについてはほとんど知ることはできません。参加してきたことが書いてあります。
どっちかって言うと産院選びの口コミを回収した出歯亀話に終始しています。
まあ、暇な時間が長いと出歯亀になるよねー。やだよねー。
状況
産院で主催しているマタニティヨガ教室で、定員は2名から6名。
参加した日は自分を入れて5名でした。
臨月の方が2人いらっしゃり、また半分以上の方が2人目だったので初産5ヶ月目の自分が一番ひょっこでした。
参加費は1回500円でちょっとしたおやつ付きでした。一口サイズのデパートで売ってるようなきれいなおやつはひとり4つと言われていましたが、肥満なので遠慮して3つにしました。そんな自分の小さな行動が可愛らしくて思い出し笑いしてしまいます。
そんなの愚かで可愛らしい。
ヨガをやったことがあってもマタニティヨガはなんか難しかった
ヨガはやったことあります。5年くらい前にヨガは週一でやっていました。
特に太陽礼拝
とか英雄のポーズ
とかビシッ!としたのが好きでした。
当時は流れるように呼吸をし、永遠立木のポーズで立っていられるぐらいだったので妊婦向け乙とか思っていたのですがそれが大間違い。
どうやら運動を制限された私は、心拍の少なさや血圧の低さから鼻から吸って鼻から吐く浅い呼吸になっていました。
ヨガの呼吸法は鼻から吸って口からゆっくり長く吐くものです。
意識してやってみたのですが、どうしてもテンポが合わず過呼吸、酸欠気味で必死に呼吸についていく感じになってしまいました。
体力があれば多少呼吸が乱れたところでどうってことないのでしょうが、妊婦とは全く踏ん張りが利かないものです。
中間のリラックスタイムで血圧を下げすぎてしまったため、立ち上がって行うポーズに移行した途端にホワイトアウトで目眩、吐き気、じわっと嫌な発汗があり離脱。
体調が悪くなっても産院だから安心
マタニティヨガの先生も看護師さん(助産師さん)でこの産院にお勤めされている方なので、体調が悪くなってもすぐに血圧を測って体調をチェックしてくれました。
また、もっと調子が悪くなった場合でも病室のベッドが空いてるので休めますよと声をかけてもらいました。
産院主催の教室で張り切って調子が悪くなっても、すぐに診てもらえるのでこれ以上なく安心です。
臨月の方も産気づいてもすぐ入院できるからどんどん頑張ってヨガしましょうねーと言われていました。
こんな感じに産院主催の教室は何よりとっても安心です。何かあっても秒でケアされます。
しばらく休んでから戻れるタイミングでヨガに戻りました。
おやつタイムは有意義
おやつタイムに他のママさんたちと交流することができ、知りたい情報をたくさん得ることができました。
出産に対してこだわりがなかったので情報収集が得意な夫に頼んで、不妊相談と治療の段階から家から車で20分程かかるこの産院に決めました。
2人目妊娠中の方全員が1人目は他の産院で産んで2人目はここに来たということでした。
実はその情報がすごく知りたくて、知れて良かったです。
はい、ここからはじゃない方の産院の悪評と受け取れる体験談ですよ
某産院はとても有名で人気です。外観はとても綺麗でおしゃれで、出産お祝い膳がおしゃれなフレンチ、そういうところが人気なのだと思います。うちからも実は10分程(渋滞ゾーンがなければもっと早い)で最初はそこもいいなと思っていました。
でも実情は、人気すぎて1日に出産件数が5人とか重なって処置室にほったらかしとか入院する部屋がなくてレクリエーション室やエステ室みたいなところに産んですぐ仮にほっとかれたりとかするらしく、なんなら産まれそうで赤ちゃん肩まで出てますー!ってぐらいでも心拍確認する機械付けてアラーム鳴ったら飛んできて処置してみたいなベルトコンベア処置することもあるらしい。
いくらきれいでおしゃれでもタイミングが悪くて例のような処置をされるのは嫌だなと思いました。
せっかく産まれてくるのに同時進行なんてなんとなく気分が良くない気がするのですが。当事者になるとそれどころじゃなく必死だからどうでもよくなっちゃうのかな?私は話聞いただけでもいやだな。出産経験がないと、何かあったら嫌だなぁという不安が大きいです。
また、出産時も人が足りなくて助産師さん1人で対応され帝王切開の傷を縫うためだけに見た事もない若い男の先生が来て縫って去って行って恐怖だったとかリアルすぎる体験談が出てきました。
タイミングによるので口コミも当然賛否両論あります。もちろん、なんの問題もなく過ごせたという人もいるでしょうが今回のおやつタイムでは2人中2人がなんらかの違和感を感じるお産体験だったようでこちらに来たというのも事実です。
初産で万が一という事では嫌な思い出になってしまうと夫が吟味して選んだようです。性格を分かっているから嬉しいけど、真意や説明がないから自力で証拠となる直の口コミ聞いてきた感じ。
今のところアットホームで安心できる産院を選んで良かったと後悔しないで済みそうです。
私はビビリです。社会性の鎧を外したらものすごく人見知りなので、先生は女性がいいし決まった先生じゃないと怖いなと思っていたので今の産院はすごく気に入っています。外観や建物が古くても不衛生ということは産科において絶対的にありえないことなので、そこまで気になることもありません。
看護師さんたちも看護学生の頃からいる産科のベテランさんばかりだと聞いていて、変更などあるときちんと連絡をくれ確認をしてくれます。後回しみたいなことはなく、むしろ2人同時に出産が重なるということの方が稀なケースと聞いて安心しました。
予定では実家の母に泊まり込みで付き添いしてもらうので、病室が空いていないと同室に宿泊ができないと思って心配していたのですがどうやら大丈夫そうです。
つまりは両院を比較すると、マタニティビジネスで滞在満足度が高いが場合によっては一連の出産フローが心配な産院か、安全安心が最優先の昔ながらの産院かというところで後者を選んだ結果になったという感じです。
出産お祝い膳など、正直退院してから家族揃って料亭にでも予約して行けばいいだけの話で産院で自分だけいいもの食べようとは私は別に思いません。
そもそも、病院で美味しいものを食べられるがあまり自分には刺さるポイントではなかった。
圧倒的に病院外の方が美味しいものが食べられる場所が多いのだから、それでいいと思う。
病院は病院であって、レストランじゃない。
むしろ「近くにコンビニあるからお母さんプリン買ってきて」とか言ってそう。
さすが体重増加に特化したエリートなだけある。
少しでも美味しい方がいいという気持ちなのかもしれないけど、それこそ多分必死でそれどころではないし友達から聞いたところそもそも足りないから差し入れしてもらって食べる的なことも言っていた。
近くにコンビニがあるし、母親に手料理作って持って来てもらうことになるだろう。病院のフレンチのコースより、出産後に口にするお母さんの手料理の方が比べ物にならないぐらい自分には尊い。
ちなみに、そんなの噂とかたまたま、とかですが某人気産院で実際に勤務したことのあるナースからも後日話を聞くことができたので割と悪評口コミも私怨とか陰謀(笑)とかではないのかもしれません。
もし無事産み上げ、2人目ということになっても多分同じく今の産院を選ぶだろうなという感じです。
案ずるより産むが易し
まだ予定日までは日があるので心構えとしてのヨガ体験と思ったのですが、ヨガをする事自体によって心身の準備をするのと同時に外と繋がり情報を得る事ができた方がありがたかったです。
仕事をセーブしたものの、貧血やホルモンバランス、天候によって鬱々としたり行動制限があるので暇を持て余して人と比べては塞ぎ込むこむ事もあります。
妊婦と分かれば新しい事や仕事を増やすなんて常識的にはあり得ませんし、そうでなくても妊娠がわかれば周りが負担を軽くしてくれます。それが一般的です。
私は元々余暇こそ人生というように超最低限お小遣い分だけ稼ぎ、残りの時間はロードバイクで80km〜の距離を走って日帰り旅行気分を楽しむ生活を満喫していました。
「そうだ、京都に行こう。」ばりの思いつきで余暇を生活の中心に置いた生活からの、行動制限がかかる割には時間が余る生活はけっこう地味にストレスです。
今更働けと言われても妊婦を雇ってくれるパート(正直暇だから暇つぶしで働きたいけど、辞めたい時に辞めたいし時間が決まっていて融通がきかないと困る。そしてそんなパート社員は基本必要とされない。)なんかありませんからなんとか有意義に過ごさないといけません。
同居家族も夫しかいないので、なんなら物理的にも精神的にも孤独なのです。行動出来ていたから1人遊びが楽しかっただけで、行動を封じられたらただの孤独な日々です。
とりあえず思い切ってヨガ教室に行ってみて、他の方が何してるとかどんな感じなのかわかってまた色々やってみようかなという気持ちになりました。
最大の収穫は、情報です。
ぶっちゃけ、呼吸法や安産体操はこの情報社会では気軽に家でもできる。そうでなく、現地へ行くということは生の情報と刺激を受けることだと思うので家でクサクサしたり仕事でクサクサしてる妊婦さんは教室に行くと気分転換になっていいと思いました。
基本的に他人に興味がなさすぎるので、ふと気がつくと外と何の接点も無くなっている時があります。
また事例がなく妊娠出産とはどんなものか、世間はどうしてるかなんて何にも知りませんでした。
それはそれでいいんですが、やはりたまには外に出て環境に擬態するのもいいものです。事例がたくさん集まります。
ヨガに行ったらわかった点
①体力がかなり落ちている
②いつも呼吸が浅い
③他の妊婦さんに比べてやっぱり太ってるが筋肉もある
④自分のポジションがノンポリマタニティママであること(悪いとは思わない)
⑤意外と世間は無痛出産しがち
⑥産院は落ち着いて出産し穏やかに入院できるところを選んで満足
⑦ネットもいいけど心配な事は産院で聞けばちゃんと教えてもらえるから確実な情報を得るべし
おまけエピソード
歩いていたらご近所さんと久しぶりに出会って立ち話をしました。
スカート珍しいねと言われたので、マタニティマークを見せるとおめでとうよかったね!と一連の流れがあり、
「言っちゃ悪いと思ったけど随分太ったなと思って見てたのよ」
と。
ですよねー!(´;ω;`)
その方は1人目の時15kg増量したそうで、妊娠してるなら太るのはある程度免罪符!って感じで気持ち良く話しました。
3人の男児を抱える肝っ玉母ちゃんタイプで姉御って感じで大好きなんです。今まで子なしで来ていたので地域コミュニティではPTAの繋がりがないので圧倒的に知り合いがいませんでした。
町内会に入って活動に積極的に参加しているので出会えたのですが、普段はたまにしか道端で行き会わないので会えるとやっぱり嬉しいものです。
無事に子ちゃんが産まれてきたら、付き合いなんて煩わしいとか思うようになってしまうのだろうか。
しかしさておき、うーんやっぱり太ったのね…というモヤモヤする乙女心(?)は数日引きずって受け入れきれない心境なのでした。
よし、動ける時は動こう…。