妊娠7ヶ月目。安定期も終わりに近づくやたらと感じる疲労について
疲れちゃいけないんじゃないのか!
ブログネタがマタニティ関係しかない。
初産の34歳ともなると周りがデリケートな扱いをしてくれます。
あんまり動き回っちゃだめ疲れると良くないから、お腹を揺らしちゃだめという感じにです。
まあ確かに一般的に妊娠は病気ではないのですが、持論で言うなら子宮筋腫が病気なら妊娠も病気なのかもしれません。
生命の誕生というポジティブな副産物があるというものの症状は病気そのものです。
なぜならば場合によっては母子共に死の危険があるわけですから、デリケートな扱いをしてくださる方というのは本当に立派というかわかっていらっしゃる!というのが、なんにも考えていない初産婦の感想です。
さて、そんな甘やかされて「疲れちゃいけないしホルモン剤の副作用きついからあんまり動かない」をテーマにした妊娠初期のお陰で堕落し太りきった私も、安定期になると体重増加で手の平返しをくらいます。
ホルモン剤を投与されていたぐらいなので、私の子宮は筋腫を取ったり卵巣からも出血があったりとの既往歴からデリケートな体だと思っていました。
家族も「あんたは見た目が逞しいのに体が弱くて…」と不憫な目で見てきました。
確かに、小学2年までは痩せていて喘息持ちでいつも風邪をひいていて、すぐ鼻血を出してアトピーが酷い子供でした。
成長してからは70kgの肥満児、恐らくは太る段階で摂取したジャンクなものが筋腫のエサ(という言い方でいいのか?)になったと思う。食生活のせいで病気になると言うし。
そんなこんなで、妊娠しなかったけれどフィジカルは後天的にスポーツをしたお陰でとても強く「運動しましょう」と産科医からお墨付きをもらってから、運動負荷を少しずつ上げていきました。
自治体によるマタニティ向け運動の間口の広さのギャップ
これはどんなことにも当てはまるのですが、環境支援は自治体によって対応が全然違う!
産院がある、選べるっていうだけでまだここは最低限いいです。地元は産院が市民病院ともう一つしかないらしい。
そういえば気にしていなかったけど、地元で妊婦さんなんて見たこと一度もないぐらいだった。どこで産んでるのだろう。
当然産院がないなら妊産婦へのケア事業なんてあるわけなくて、過疎化少子高齢化なんて言ってるけど当たり前である。
正直地元は全くいいところではないので、父には兄に早く家督を譲って、こちらは両親共に引き取って福祉の整った自治体で一緒に暮らしたいと思っているぐらいです。
余談ですが昔は長男が全てっていう封建的な風潮が一般的に社会へ横行していました。最近では老後は息子ではなく娘家族と同居して暮らすという風潮が増えてきたみたいです。
私の周りにも何組かいます。正直、息子(男)は脳機能的にも細かい気配りよりも大黒柱でエンヤコラみたいなところがあるので細かい部分はお嫁さんの手腕にかかっていると思うのですが、全ての面で個人差があるのでそこがクリア出来ないならやはり気心知れた娘家族の方が…みたいなところなんでしょうか。
女の方が寿命も長いですし最終的には嫁と姑の付き合いになってしまいます。義母よりも実母と暮らすその方がお嫁さんにとっても娘にとってもいいのかもしれません。
ちなみに私は義母さんも引き取って、親コンプリート大家族化を目論んでいます。なんせ高齢なもので、早くしないと命の物理的に実現できないのが最大の壁でしょうか。
閑話休題。
そんなこんなで満足いく産院選びをクリアした私は、次は母子の健康のため体重管理と体力づくり(維持)のフェーズに入りました。
産院では月に2回マタニティヨガ教室があるので毎回通っています。毎回来ているのは私だけです。何か理由をつけて外出しなければ引きこもってしまいます。
しかし、月2回では全く運動としては糠に釘と言ったところ。
他の運動を探しましたが選択肢は少なく間口が狭いので選びにくい。これしかないからじゃあ、これ!っていうわけにもいかない。
とにかく、しんどい!
また今年の9月はほとんど雨でした。ここに書いたことがあるか忘れましたが、私はメニエール症候群という持病のため雨が降ったり台風が来たりと気圧の変化に体調が振り回されてしまいます。
メニエールと突発性難聴をOL時代のストレスによるコンボ発症からの手遅れで、左耳の低音域難聴になりました。
無理をすると左耳から聴力を失います。ライブハウスにも出入りすることができなくなりました。
そんなこともあり、天候が悪いと心拍もさらに少なくなり脈も弱くなり、頭痛がして目眩がして吐き気がして寝込むというスパイラルです。
体を動かせば心拍が上がって血流も良くなり体調も良くなるのですが、しんどい状況からやれば回復するとわかっていてもしんどいんだからやりたくない気持ちの方が勝つわけです。
元々不整脈ということもあり、つまりはマグロかカツオみたいな宿命を背負っているのです。
止まったら死ぬ!
そもそも子がいなくても私の体質は丘の上のマグロですからしんどいのです。
強負荷の運動は夫と一緒に
負荷の強い運動や屋外での活動は危険が多いので夫と一緒に行います。
しかし、安定期に入った5か月目、6か月目が過ぎ7か月目で突然ガクン!と疲労感が強くなりました。
夫の歩くスピードについていけない。アウトランク(折りたたみミニベロ)以外の自転車に乗るのがもうしんどい!
つわり知らずでここまで来ましたが、さすがに後期に近づいて来ると多少の違和感は出てくるようです。
夫と一緒の時はサイマプレミアに乗る事もありますが、ロードバイクは全く乗る事もできなくなりました。
それでもどう考えても問題が少ない理由
今のところ貧血も全くなく、逆子だとかも言われていません。
妊娠前から用心して妊婦用マルチビタミンサプリメントを飲み続けていたので、体に栄養の準備はできていました。
きっかけは何も妊活のためでなく鬱や自律神経失調症の症状を軽減するために飲み始めたのです。妊婦用マルチビタミンには女性に必要な栄養が全部入っていてオールインワンです。
この経験から、フィジカル、メンタルの不調は栄養失調だと考えています。
お腹が大きくて重くて動きにくい、体重が重くて足腰に負担がかかるから億劫、憂鬱、胎動と頻尿で夜中熟睡できないぐらいの事であっと言う間に後期目前です。
天気が晴れている日は調子がいいし、雨が降ると眠くて体が痛いです。そんな程度。
しかし、それでも「こんな状態でフルタイムで働くのいやだわー無理だわー」と思っている始末。
妊娠しててもフルタイムで働く女性ほんとすごいです。多分めちゃくちゃ疲れるしめちゃくちゃイライラしてるだろうし、めちゃくちゃメンタルぐちゃぐちゃになって、ポンコツになったりして大変なんだろうなーと思います。
夫も胎動を確認しながら「これで働いてるよその妊婦さんすごいなー」と無自覚でヒキニートの嫁dis発言するからあなたもいい加減すごいなーと思います。
モテない男の代表だわ。よかったね、結婚できて。
私は働きたくないの!あなたが働いてください!!!(°▽°)
と言っています。夫を手入れして長持ち健康メンテナンスが私の打ち出の小槌。
みんな幸せである。
めちゃくちゃ余談ですが、今私のお仕事は夫のメンテナンスと割り切っています。日本の社会構造ではどう考えても男性が働いた方が収入が多いですし貨幣通貨を稼ぐには効率的です。
夫には気持ちよく働いてもらう必要があるので、お小遣いいくらとかそういうのはしません。特に勉強のための投資は高額でも反対しません。
例えば、夫はフィナンシャルタイムズか何かの英字新聞を英語の勉強と情報収集のためここ数年継続年間購読しています。また、プレゼンする機会があるためパソコン関係の購入品も英会話スクールも全て投資と思ってどうぞどうぞです。今では、なぜか社内で自分より偏差値の高い大学を卒業した社員さん向けに週2回TOEICの学習会の講師をやっています。まさに投資だったなぁと思う一例です。私が働かなくも、夫を育成すればいいんだと考える1つのエピソードです。私自身はと言えば元気で長生きなカルチャースクール通いおばさんになるのが夢。
さてさて、立冬を迎えましたが暖かい日が続きます。一時は寒さが深まりましたがどうなることやら。
今年ばかりは暖冬だったらいいなーと思いつつ、元気な日はひきこもりしないで活発に動こうと思います。
人生って最終的に、何を追い求めるかって納得するかどうかだと思うんです。
仕事にやり甲斐や生き甲斐を求める人もいると思うけど、手段や方法でしかないと考えていて突き詰めるともっと根源的な教養とか好奇心とか健康とか人格や技術を磨く人間活動が人生だと思うのです。
好きな事をやり、興味のある事をやり、対話し構築することが人生であって貨幣通貨概念はその外にあります。まぁ、なきゃ生きるのは大変なんだけど。
家族単位になると、多少資産が少なくとも幾らでも人海戦術で負担を分散して生きていけるはずなので世論に流されないで自分の人生を生きていくのがいいですね。
妊娠してそう思いました。
出世とか成功とか、人からよく見られたいとかとりあえずバカらしい。
今のなんて事ない自分で事足りると思うことが自然。本気出さなきゃいけない時は必ず来るから、その時には頑張るのが筋。
空想の中の意識高い理想の自分に向かってもがく。終わりなき呪縛。
崇高と見るか自虐行為と見るか。背伸びしない何も持ってない自分もけっこう悪くないけどね。
疲れは万病の素よ。