つーる ど 日常茶飯事

自分軸な自転車や趣味のログ。

パパママ教室と母親教室に行ってきた

初産ノンポリ、妊娠出産育児知識経験なし

そもそも地元が過疎ってるので、赤ちゃんなんてほぼ見たことありません。

どこかで記事に書いた事ありますが、そもそもマタニティ用品を売っているお店がひとつもない

つまり妊婦は地元にはいないのです。

安心して産めるところに出て行かなくてはならないので、どんどん人々は流出していきます。

そんな地元、爆発すればいいのに。

 

さて、パパママ教室と母親教室に行ってきましたよ。逆子狂騒が間に挟まっていて、時系列で言うとこのパパママ教室が連日のネタの中では最初の出来事になります。

 

ちゃんとしたまともな知識が得られるということで、楽しみにして行きました。

パパママ教室で夫が雑なことを再確認する

私の産院ではパパママ教室はプライベートレッスンなため、緊張したり気を使うこともなくマイペースに受講する事ができます。

 

要項にはパパが主役!と書いてあるので、何の体調変化もなく丸々と太りカリカリする嫁をただただ見てきた男が父親としての自覚を持つためのきっかけ作りみたいなものだと理解しました。

夫が頑張る姿を座って見ていようと気楽に構えていたのですが、結果あまりの出来なさ、適当さ、雑さに疲れきって帰宅しました。

 

まず、赤ちゃん人形の首をぶらんぶらんさせる。

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多分こんな感じの。

実際の赤ちゃんなら死ぬぞ!!!!!

という非常にシンプルなストレスから始まり、赤ちゃん人形を赤ちゃんではなく人形としか認識していないので関節を無視したりする乱暴な接し方に蓄積型の怒りを感じていました。

 

これが母性本能か。

初めての沐浴練習

看護師さんがまず説明をしながらお手本を見せてくれて、その後順番にロールプレイしていく流れでした。

「じゃあまずパパからお願いします」

と促され飄々と赤ちゃん人形に近づく夫が心配で、いや確かに人形なんだけどという隠しきれない母性をよそにまだ未熟な父性は赤ちゃん人形の腕を逆関節に曲げた。

Nooooooooooooooo!!!!!!!!!!

怒ってはいけない、怒ってはいけないと溢れ出る私の母性が冷静と情熱の間を彷徨う中で夫の手元は止まりません。ある意味立派。

 

いよいよバスタブに人形が着水します。

夫は説明を受けた通り…受けた通りに近いギリギリの感じで赤ちゃん人形にお湯をかけて体を温めていきます。

そしてガーゼにお湯を含んで顔を洗っていきます。ハラハラしながらも良い流れです。

次は髪の毛です。髪を洗っていきます。

髪を濡らして…

 

 

髪を濡らし…

 

ペットボトルのお湯(湯船調節用熱め)を頭からかけたーーーーーーー!!!!!!

 

赤ちゃん人形だけどーーーー(ショック

 

この時私はそれが人形だという事を忘れて、キャーーーーー!!!!と典型的な叫び声をあげました。

何度も言いますが、私はもうすっかり心もお母さんになっているようです。

はえ?みたいな顔をしたので、なんだかもう咄嗟にマウントをとって顔面に殴りかかりそうな衝動に駆られました。

もう!そもそもそれ熱いお湯だし新生児の頭から滝のようにお湯を浴びせるってどんな秘境に生まれた部族民なんだよ!!!ああああああ!!!!と私はまくし立てますが、看護師さんはひたすら爆笑しています。

 

「フィリピン人が大自然で子育てするみたいですね」

 

と看護師さんも謎にフィリピン子育てに例えてきます。確かに産院にはフィリピン人やブラジル人の方が4人目妊娠、5人目妊娠アフターピル処方希望と大家族と通訳を引き連れてプライバシーだだ漏れ状態で受付にいる事が多いです。

助産師さんがたくさんの妊婦さんと関わっているように、看護師さんももちろん多くの妊婦さんと関わっているから故の例えだったのでしょう。

 

あと夫の顔が濃い

タイフェス行くと環境迷彩でまぎれすぎる。看護師さんは夫がアジア系外国人だと勘違いした可能性が大いにあります。

 

私も土地柄フィリピン人の知り合いはたくさんいますが、日本に来てからのフィリピンスタイル子育ての話しか知らないので日本式に比べると割と(けっこう)適当でルーズという気がするくらいの認識です。

あと、最近フィリピン人のお友達から現地の出産について教えてもらってカジュアルに闇医者というワードが出てきたことにものすごい衝撃を受け、それが通り過ぎて爆笑してしまった。

ちなみにフィリピンでは逆子は幸運な事らしくて、話を聞いていて気持ちが軽くなった。

適当だしルーズだし文化的に考え方が違いすぎると憤ることもあるけど、底抜けに明るくて生命力に満ちていて元気をくれる彼らってすごいありがたいから私ももっと感覚に慣れるといいけど。私も特別神経質というか精神的に潔癖な面があるので…少しずつでもいいから、慣れたらもっと仲良くできると思う。

 

さて夫はというと

「風呂ぐらいで甘やかしては弱い子になる」

という訳の分からない根性論を引き合いに出してきたために、実家に帰らせていただこうかと思いました。もうとにかく私の母性という母性が立ち上がって抗議していました。

根性なんか歩き出してすぐ自転車に乗らせて5歳でハマイチでもビワイチでも始めればいくらでもつくやろがい!

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これ買うー!2歳かららしいけど。

 

それはそれで鬼なのかもしれません。鬼子母神は鬼の名がついていますが、平たく言えば母性の神です。

我が子可愛さに人を食らい我が子だけ可愛がるという鬼女…。女は皆、子の事になると鬼子母神になるのでしょうか。

私は鮭になりたい。産卵して命を落とす儚い母性。だけど人間だから、怒れる気持ちをコントロールし調和して生きていけるように今後は頑張ります。

 

この頭からお湯ナイアガラ洗髪でパパママ教室の流れは完全におかしくなりました。

その後ママもやってみましょうのターンではもちろん完璧にこなし場を収めたものの、頭からナイアガラ洗髪の後遺症で看護師さんは陣痛緩和マッサージも、ベビーマッサージも教えてくれることなく病室見学だけをして終わりになりました。

オムツ替えと沐浴しか教えてもらっていないことに気がついたのはその翌日でした。

母親教室に単身で行ってきた

その翌週には母親教室に行ってきました。夫にも一緒に行ってもらいたかったのですが、年末で忙しい上に遠方へ泊まり出張の予定がいくつもあるのと、さらに資格試験や実技講習があるので本当に物理的に忙しいのです。

 

何よりも養ってもらっているので無理は言えません。私が家を守るのです。夫婦とは戦場で背中を守り合う相棒でもあるのですから、適所適材を心がけてそれぞれが頑張ります。

 

いざ病院へ行ってみると、同様に単身で来ている方が私を含め4人、夫と来ている方が1人、仲良しな妹と来ている方が1人でした。

むしろ同伴ありの参加の方がマイノリティでちょっと安心もしたものです。

 

さらに内2人がおそらくマタニティヨガでお会いしたことのある方でしたが、誰も最後までそれを口にしませんでした。私も言いませんでした。

 

さてさて、その日は市内の公立中学の女子生徒さんが職場体験で来ていたため一緒に母親教室を受講するという説明がありました。

中学生に勉強を教えている私は中学生を見ると何となく親近感が湧いてきます。

講師の先生はヨガ教室の講師もやっているいつもの助産師さんです。気楽な雰囲気で受講しました。

母親教室の内容

参加者自己紹介

入院の手順、用語の説明

出産ドキュメントビデオ鑑賞

出産の流れの並び替えパネルゲーム

入院準備品説明と購入

お茶とおやつタイム

病院内見学

解散、おみやげあり

総括

用語の説明や体の変化に伴う入院連絡のタイミングは助かりました。

母体の個性、胎児の個性があるように、お産も個性でそれぞれが違うわけで自分できちんと判断できるようにならないと危険と隣り合わせです。

お母さんが手伝いに来てくれるとは言え、予定通り付き添いできるタイミングでお産になるかどうかもわかりません。

心の準備ができました。

おみやげもらったよ

執筆時がすでに事後。随分前になってしまったのでおみやげも画像を残さずに解体してしまいました。

内容は

新生児用おむつ パンパース20枚入り試供品(2個目)

パンパースはじめてオムツ体験本

ミノン全身用シャンプー 試供品

ミノンスキンケアセット 試供品

アリエールさらさ 試供品

葉酸、鉄、亜鉛サプリメント 試供品

めぐりズム お腹あっためシート 試供品

おむつ購入クーポン

こんな感じだったと思います。

 

おむつの試供品はこれで40枚になりました。安心していられる量のストックになりました。

意外とみんな準備をしていない

私もそこまで準備はしていないのですが同様にみんな準備はしていないようでした。

というのも初産の方が多かったためです。経産婦の方はすでに持っているものや、すでにあるネットワークを利用して準備ができているようでした。

初産となると何を準備したらいいかもわからなければ、誰かからお古をもらうというネットワークもほとんどないのが実情だなとわかるーと聞いていました。

誰もが通ってきた道ですが経産婦のアドバンテージは大きいと思いました。

今回経産婦の方は1人でしたが、すごく控えめでニコニコして余計なことも言わずに感じのいい方でした。

しかし、自分も夫付き添いで受講しようと思っていたもののいざ受講してみると「こんなとこに男連れてくんなや」みたいな気持ちになりました。

立会い出産で意外と夫は邪魔になるという話はよく聞きますが、実際出産より前からその傾向は始まっているのかもしれません。

出産準備から女はすでに戦士アマゾネスになっているのです。

無痛分娩希望という衝撃

夫婦で参加していた方が無痛分娩希望だと言っていました。

少し遠方から来られているようでしたが、この産院が無痛分娩対応しているから決めたとのことでした。

実は私も若い頃は無痛分娩がいいなぁ、痛いのは嫌だなぁと思っていましたが、そもそも妊娠するのすらすごく難しかったわけで産む時に痛いか痛くないかなんていうのは長い月日の中でけっこう優先順位的に低くなりました。

 

その方はいかにも若くて、20代の前半か言ってても半ばぐらいのまるで学生のような見た目の夫婦でべったりくっついて甘えん坊女子的風貌だったので、なんだか昔の自分を見ているようで皮肉でした。

動物のワンポイントがでかでかデザインされたニットにロングフレアパンツを合わせ、黒髪ぱっつん前髪にボブカット。

 

単なる同族嫌悪です乙w

しかも無痛分娩希望のいかにも甘えん坊所作なんていう過去の私すぎてつらいwww自分の中だけで公開処刑状態wwwwひぃww

 

なんかこうして大人になった自分が過去の自分の影を見つけるのって、黒歴史をノーガードで開けられたダメージが大きすぎて気が気じゃなかった。

無痛分娩に衝撃というより、明らかに過去の自分のキャラに近い人を見て勝手に羞恥心に苦しんだ衝撃というだけの話でした。

 

人にはね、キャラ作りするという黒歴史の1つや2つくらいあるもんだよ…。

甘えん坊妹キャラの他、アイドルキャラもやっていた私の痛い過去。それはそれでどんどん機会があったらネタにしていきたいし、キャラでも作って新しい人生歩みたかった不憫な人生、笑って昇華したいし昇華してくれよ…頼むよ。

 

今後は鬼子母神キャラ、あるいは出産後の鮭キャラで頑張りたいと思います。