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歴1年未満の初心者ロード乗りが鈴鹿エンデューロ秋2017に参加してきた〜8時間ソロがしんどい編〜

歴1年未満の初心者ロード乗りが鈴鹿エンデューロ秋2017に参加してきたシリーズ第3弾、8時間ソロがしんどい編です。

 

「8時間ソロに出場なんてすごい!」と良く言われたことについて、お金を払ってエントリーしただけなのになぁと不思議に思っていました。

しかし、実際に走ってみて何がすごいか良くわかりました。

 

鈴鹿エンデューロ8時間ソロを走ることがどうしてすごいのか

①そもそも8時間走るのがつらい

8時間という長時間を自転車で走ること自体がしんどいです。

8時間というと1日24時間しかありませんから、1日の3分の1を自転車で走ることを意味します。

7時間は眠りたいとすると、自由にできる時間は17時間です。

その内の8時間を走るというとけっこうな時間的な負担なんだなぁとわかります。

 

私はむしろスピードが出せないけれど走り続けるのが好きなので、休憩時間も含めて長く楽しめるという理由で8時間しか選択肢はありませんでした。

 

②初心者のくせにおまけにソロで出た

普通は初心者は様子見でソロなら4時間にするでしょ、むしろ経験者と組んでチームで出るでしょというところでしょう。

私は友達がいませんでした。いつも1人か夫と2人で走っているので、チームで出るという選択肢はありません。

夫とペアで出ればいいという意見も却下です。

ペアなら交代で走らなければならないのです。2人で走るにはお互いソロで出るのが良いと思っての事です。

 

鈴鹿エンデューロは猛者揃い

全然気にしていなかったのですが、プロの選手や自転車競技部の選手、腕に覚えのある猛者が日本中から集まってきているのがこのレースだったのです。

10月に初レースとして参加したモリコロレースも速い方やすごい方がいましたが、部活の県予選大会的な和気藹々とした穏やかな雰囲気がありました。

観戦していた時にはなんの知識もなくわかりませんでしたが、歴1年未満とは言えどう見ても凶悪なふくらはぎの筋肉の方ばかり見かけたら状況が理解できます。

 

甘ちゃんの来るところじゃないぜ的な雰囲気を感じつつ、お祭り感覚で記念参加している方たちもいるようでしたのでそれぞれの楽しみ方をすれば良いと思いました。

 

④時間も長いが過酷なレース

走行時間が長いと、体力や筋肉疲労、エネルギーの管理、気温や天候との戦いもあります。

それだけではなく、サーキットを走るということはそれだけ危険なこともあります。

 

その1つがスピード超過です。

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コースをご覧ください。

カーブが多いです。

コーナリングに失敗して転倒事故を起こしている場面に何度も遭遇しました。

 

救急車も2〜3回出動していました。

 

つまり!

こけるぐらいのスピードでコーナーに突入するぐらい皆ガチってことです。

 

事故でリタイアも辞さない強い決意で臨んでいる方が多いのでしょうか。

 

右ーーーッ!!!!

 

と叫びながらおそらく70km/h前後のスピードでダウンヒルしてくる先頭集団など、核弾頭に近いです。

 

右ーーーッ!は「右側を通ります」の意味だと思います。

速い人は右側を遅い人は左側を走ります。車と同じルールです。

 

私はなぜか真っ直ぐ走っているつもりでも右に吸い寄せられる呪いにかかっていました。

その際でよく「右ーーーーッ」と先導車輌からクラクションを鳴らされていました。

この呪いはもしかすると路面が傾斜していて右に傾いていた事に起因するのかもしれません。

 

⑤8時間走るということは長距離を走るということ

8時間も走っていれば自ずと距離を走ることになります。

スピードを出すことと距離を走ることは必ずしもイコールとは言えないように思います。

私は今までの最高走行距離は80km台なので、80kmはいけるなということはわかっていました。

なので目標は100kmでした。

100km走って余力があればもう少し走ろうと最初から決めていて、無理をしませんでした。

 

絶対に入賞することはないとわかっており、尚且つ始めての長時間耐久レースだったので様子見レースです。

 

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ピットにて撮影。107.96kmです。

 

ちなみに駐車場からですが、レース内100kmはおそらく突破したと思ったのであっさり繰り上げ終了しました。

 

 17周という結果でしたが、20周くらいした気持ちです。センサーが付いているので出入りのセンサー感知をうまくやらなかったかもしれません。

 

一周5.807km×17週=98.719kmですから確実に1周はうまくいっていません。

おかしい…。

でもまぁいいか。しょうがない。

 

リザルトを確認すると、ボーダーラインは30周です。

5.807km×30周=174.21km

ブルベのオーソドックスな距離が160kmです。

いわゆるセンチュリーライドです。センチュリーライドも160kmを8時間で走破するというルールがあります。

今後はセンチュリーライドを完走するのを目標とした走り方に気をつけて走力アップの目安にしてみようかなと思います。

 

とりあえず、100kmは走れるということがわかりました。

 

猛者と言えば、着ぐるみの猛者にも追い抜かれました。

よく見たら大学生ぐらいの男性でした。身体能力で負けていることは明確です。

 

猛者たちはほぼチームで参加しています。

チームの中で、各時間のソロ、チームなどのカテゴリーに分かれてエントリーしていると思います。

強い上にサポートも万全で勝ちに来ています。友達がいない私の1人の力はここでは随分脆弱なものなのです。

 

⑥性別で分類されない

鈴鹿エンデューロは性別で種目分類されていません。

唯一、男女混合というチーム種目があります。

リザルトも男女混合で算出されますから、男女順位機会平等条例です。

 

いくら私が町内会レベルの豪脚だとしても、全国レベルの猛者しかも男性の前では歯が立ちません。

悲しいかな、プロだとしても女性の脚力では男性に勝つのはとても難しいことだと思います。

 

比較にならない例えかもしれませんが競輪選手もガールズ競輪とを見比べるとスピード感の差を感じます。

プロで訓練を積んでさえ視覚的にわかる差異があるのですから、当然のことかもしれません。

 

まとめ

8時間をソロで走るのはつらいです。

でも、長い時間コースの中を走るのはとても楽しいです。

超過スピードも公道では出せないですから、思いっきりスピードを出せることも刺激的です。

安全に気をつけて怪我なくマシントラブルなく、自分のペースで走れるなら8時間ソロはとても楽しく有意義な時間を過ごせます。

 

しんどいのとはしんどいですが、自転車で走るのが好きで楽しいと感じる方なら8時間はあっという間かもしれません。

私もしんどい、身体中が痛い、寒いなどの感覚はありましたが楽しくて、疲れたからもう無理…みたいな状態にはなりませんでした。

アドレナリンが切れるまでは、エネルギーが足りてるのに何で身体が動かないんだ!とカリカリしていた程です。

 

アドレナリン補正がありますから、けっこう頑張れちゃいます。

 

めげず今後も鈴鹿サーキットでの大会にエントリーしていきたいと思います。

そして全然めげていないです\\٩( 'ω' )و ////次は100位以内になるぞー!