最後の妊婦健診〜帝王切開めちゃくちゃ痛いってよ〜
37週目最後の妊婦健診行ってきた
40週を出産予定日とすると、計画帝王切開が決定したことで予定日が約2週間繰り上がったためいよいよ最後の妊婦健診となりました。
38週1日での分娩を迎えます。妊婦という肩書きもあと2日で終わりです。
あんなに妊娠したことが嬉しかったのに、子の成長はとてもゆっくりでもどかしくわからないことばかり。自分の心身の変化、環境トラブル、それによって過敏になってしまい妊娠期間が早く終わって欲しいなぁと思っていたのがもうあと2日で終わりです。
先週から本気で好きなものを食べていたので体重は増えているだろうなと思いましたが、怒られる覚悟をしつつちょっぴりおっかなびっくり行ってきました。
2日後入院だけど自分で車を運転していける
いいのかなあと思いながらも自分で車を運転していきました。
母が来るのでもうしばらくは自分で運転することはないのですが、慎重に運転していきました。お腹が丸いので後方確認をするにも可動域の関係で視野の確保が難しくなっていました。
お腹の中では相変わらず動く気はない様子
1週間ひたすら好きなものを好きなだけ食べていて、今まで感じなかったような浮腫みによって足首がなくなり象の足のようになったり心臓がバクバクしたりする気がしていました。
自覚症状は怒られたくなくて申告しなかったのですが、尿検査でも血圧チェックでも特に異変はありませんでした。
高血圧とか尿蛋白とか尿糖が出ているんじゃないかとヒヤヒヤしましたが、相変わらず数値は問題なく何も指摘されませんでした。
エコーでは相変わらず子は回る気がなく、お祈りのポーズでもこもこしていました。
何を祈っているんでしょうか?と心の声が出てしまったところ先生は
「無事に産まれてこれますようにって祈っているんじゃない?」
と言ってくれて、それだけで何か嬉しかったです。
何かそんな特徴があるのか、産まれてきたらめちゃくちゃ元気そうというような事を言っていて元気ならなんでもいいかーという気持ちになりました。
子の大きさと完璧主義
子はおよそ2600gあるそうですから、いつ産まれてももう安心です。名実ともにアップは終わったと拳をバキバキならしている我が子の姿が目に浮かびます。
しかし、先週は2400gだったので好きなだけ食べたら週に200gも成長するんか栄養ってすごいなと思いました。
40週までお腹に入れておくとすると、ちょうど3000g前後まで成長しそうな感じなので本当に標準的にすくすく成長してくれたなぁと思います。そういうきちんとしたストイックな面は夫に似ているかもしれません。
3000gが目安と言われていて帝王切開ならあんまり関係ないのかもしれませんが、満40週目いってなくて3000g以上あったらそれはそれで、食べすぎちゃったかなとか巨大児になったのは高血圧とか糖尿とかが原因かなとか色々心配になるところです。しかし私の場合は血圧安定、尿検査血液検査異常なし、ずっと闇雲に心配しているだけだった気もします。
しゃーなし、母子の命かかってて初めての出来事だからナーバスにもなる。性格的に目安の数字があると、そこに向かって完璧にやりたい!という欲が湧いてきます。それなのに早々に安静指導故に体重については諦めたので軽く病みました。夫が鬼トレーナーになって産後にレース復帰させてくれるそうですから頑張って秋の鈴鹿エンデューロ8時間ソロに出たいと思います。
問題があったとしたらやはり子宮や卵巣の機能とホルモンバランスの不調という女性機能の問題だけだったのかもしれません。
そして、その面が最も重要であり努力ではどうしようもない部分だったのです。それをわかってくれる人は正直誰もいなかったと思います。
自転車が悪いとか、動きすぎとか、食べ物が悪いとか外的要因だけで決めつけられ判断されがちで腹が立った事は数え切れません。
見た目がたくましいと誰も体質の事など慮ってはくれないのです。
入院前の血液検査で採血
採血してきました。
採血をするとだる〜くなる事があったのですが、増血タイムなので採血されてもビクともしませんでした。本当に貧血なんてなんのそのな10か月でしたね。
その中で看護師さんから入院前の説明を詳しく受けました。
帝王切開はめちゃくちゃ痛いしめちゃくちゃしんどいんだって!
やっぱりね。ほら、陣痛痛いとか怖いとか言うけど私絶対帝王切開の方が痛いし辛いししんどいって最初から思ってたもん。
できれば軽傷で済ませたいという意志で最後まで奇跡を願ったけど、奇跡なんかないんだよ。
だって切腹だよ。江戸時代、幕末、みんな切腹して処置しないから死ぬでしょ。処置しなかったら死ぬんだよ!
腹を切れって例えは死ねと同義だよ!といつでも切腹is処刑だと言える。
麻酔をね、手術の時は打つんですよ。そして、麻酔から覚めつつあるぼんやりした意識で裸眼0.01以下の視力でぼんやり我が子と対面するんですよ。
そしてそのままぼんやり点滴を繋がれてぼんやりベッド上安静で手術日が終わるんですって。
その時と翌日ぐらいは点滴からなのか背中からなのか麻酔がまだ打たれるそうです。
麻酔打つの?鎮痛剤じゃなくて?麻酔の時点でやっぱりもう処刑感がぬぐいきれない。
人によっては翌日に歩けるらしいのですが、全然ダメな人もいるそうです。
おそらく私は普通分娩だったらスポーンと出産して、翌日どころかその数時間後には近くのコンビニで買い食いとかしそうなぐらいなのですがさすがにそうはいかないようです。
麻酔が手術翌日午前中まで入っているとすると、内臓が動きませんから当然飲食は禁止となります。
正味手術日と翌日の丸2日くらいは食事なし、回復が良ければ翌日夕食がゼリーと説明がありました。
ゼリーの食事…
多分カロリーメイトゼリーだと思います。よくマタニティヨガのおみやげでもらったので、アップル味だということまで予想しています。
ちなみに、帝王切開術後の痛みやしんどさについて体格や体重増加具合では左右されないという事が説明されました。
例えば、痩せていて皮下脂肪が少ないから楽かというと手術がしやすいという面では医師からすれば楽でしょうが術後の本人の経過としては無関係だそうです。
人によっては老婆のようにヨボヨボにになる方もいるし、平然とスタスタ歩く方もいるようです。
私は全力で辛くても平気な顔を装ってスタスタ歩いて見せたいと思います。
入院すると嫌な事、それは
私の中で入院の嫌なことランキング堂々第1位は尿道カテーテルです。
第2位は浣腸。
そして第3位は座薬の鎮痛剤です。
全て今回絶対的に避けて通れないものなので死んだ魚の目をして処置されていくしかありません。
第2位の浣腸に関しては前日だか当日だかに自然に出ていれば避けられるとのことで、なんとなく察して「今更ですが便秘が酷くて苦しいので薬はもらえますか?」と手を打って事前に下剤を入手してみました。
便秘なのは嘘ではありません。
3日前から手を打てばもしかすると浣腸を避ける事ができるかもしれません。
出産とはもっと夢があるかと思いましたが、腹は切って処刑だし、腹が切れてるからふんばれなくて浣腸だし、なんならしばらくシャワーは浴びられてもお風呂に浸かれないし、幽閉される吉田松陰を何となく思い出していました。
質問ありますか?と聞かれましたが、痛いですか?と聞いても痛いに決まってますし、すぐに回復しますか?と聞いても状況によるのは当たり前です。
なので、サプリメントは産後に飲んでもいいですか?と聞きました。
いいそうです!(何
通常食に戻ったらサプリメントもまた飲もうと思います。ズタボロの体に染み渡るマルチビタミンミネラル…
後は野となれ山となれ
夢破れて山河ありとならぬよう。
もう今生では無理なのかもしれませんが、出産時にいきんでみたかったしヒッヒッフーっていうやつやってみたかったです。
陣痛を耐えるためにテニスボールを肛門に思いっきり押し当てるというのがあるらしいのですが、そんな一見するとファニーな対処療法とかもやってみたかったです。
あと、腰をさすって!腰が痛い!とか言ってみたかった。
陣痛促進するために歩き回ったり、スクワットしてみたかったです。
安静指導だったのもあり12kg増量しました。息苦しいのは単純に肥満だからなのかもと思うのはやめようと思います。
普通分娩は戦場というかますらをぶりな感じがします。テニスボールで押してー!押してー!もっと強く押してーーー!っていうの壮絶にますらをぶりたかった。
かと言って帝王切開がたをやめぶりかと言うと、ぜんぜんたをやめぶらず処刑だから。産まれてくるのに処刑とはこれは一体…。
大丈夫ですよ、とか一切言われず頑張りましょう、耐えましょう、乗り切りましょうという体育会系の発言しかされず恐怖ばかり煽られたお陰で夢を見ないで済みそうなのでヘタレの私にはとてもありがたいです。
思ってたのと違う!ってなるのは目に見えているので…我ながら情けない。
さて、シャッキリ系なのかヨボヨボ系なのかどっちなんでしょう。
とにかく、もう本当に本当にもうすぐです。