自転車初心者が沼にハマる姿を等身大に描いた作品を紹介します。
さて、弱虫ペダルでロードバイクを始めなかったオタクの私がロードバイクを始めるきっかけとなったのは、
アニメ版ろんぐらいだぁす!です。
このブログでは今更ですね。
きっかけは偶然Huluにて視聴しドハマりしました。
おっ、美少女ゆるふわ日常系アニメじゃん!(大好物)しかもロードバイクだ!っていうめっぽう月並みな興味本位です。
まずOPのイントロからキラキラワクワクする疾走感は、2016年冬アニメ随一だったかと思います。
同期アニメは他に、
うたの☆プリンスさまっ!
などの大人気アニメシリーズが放映されており、ろんぐらいだぁす!はその陰に隠れて?ひっそりと確実に爪痕を残していったのです。
アニメレビューはごく地味な数値ですが、観ていただければキラキラワクワクした優しい世界が広がっています。
主人公は、小柄で愛らしく、そしてどんくさい女子大生の女の子【倉田亜美ちゃん】。
亜美ちゃんは親友の葵ちゃんがいつも自転車に乗っている姿に憧れを抱いていました。
大学生になったのをきっかけに、自転車を始める!と折りたたみ自転車を購入します。
仲間ができてから折りたたみ自転車でロードバイクと一緒に走ろうとする強いハートを持っている女子ですが、いよいよアルバイトを増やしてまでロードバイクFOCUS・Culebro SL 3.0を購入します。
同級生の【新垣葵ちゃん】普段はGIANT Escape RX3に乗っています。ホイールをロードバイク用のものに交換して乗っている見た目通りカッコいい女の子です。
というのも彼女のお父さんがけっこうガチめのロードバイク乗りであることが漫画の中では明かされています。
葵ちゃんはFELTのロードバイク・F55も所持しています。
大学三年生【西條雛子ちゃん】2人と同じ大学の先輩です。
初めてのサイクリングで亜美がハンガーノックになり倒れているところを通りがかり、エネルギージェルをくれて助けてくれます。
以降自転車乗りの悪い先輩として、ちょっとだから、とか、すぐ近くだから、とか、そんなに大変じゃないからと言って色んなところに連れ回してくれる面倒見のよい方。
脚質はクライマーのようです。
使用バイクはCARRERA・Pfibra two。どう考えてもガチ勢です。
この子が私のお気に入りのキャラクターです。
雛子ちゃんの親友【一ノ瀬弥生さん】。
以下 Wikipediaからの引用です。
家は裕福で、自宅には自分の自転車専用のガレージがある。チームが遠征に車を使用する際は基本的に彼女がハンドルを握っている。また、自転車機材に関する知識と愛情はチーム一で、コンポーネントの取替やホイールの振れ取りのみならず、自分で自転車を組んでしまうほどの機材マニア。登りは苦手。
使用バイクはエム、マキノサイクルファクトリーのオーダーメイド・クロモリフレームのロードバイク。
もはや尊敬の域。尊敬の念をこめて弥生さんとお呼びしています。
チームのエンジニア的存在です。多分。
最後は同じく三年生の【高宮紗希さん】
ゴリゴリのガチ勢で、ほとんどロードバイクで旅をしていて大学に来ていません。
というのも、彼女はいつも全国各地をロングライドしているからです。
使用バイクはエム、マキノサイクルファクトリー・MK01。
ロードバイクに乗り始めて半年の時点では、Cannondaleのロードバイクを使用していたようです。
ところで、
弥生さんと紗希さんが乗っている、エム、マキノサイクルファクトリーのロードバイクについて言わねばならない事があります。
ろんぐらいだぁす!やロードバイクについてあまり詳しくない方に向かって言いたいのですが、おそらく自転車に興味のある方か私のことを知っている方しかこのブログは読まれていないので、そういった演出は不要と知りつつ、書きます。
以前、紗希さんモデルのバイクが発売されたことがあります。
こちら
それが、
なんとお値段¥1,000,000-!!!!!
ひゃくまんえん!!!
※いらすとやさんいつもありがとうございます。
放送当時はロードバイクを手にしていなかったので、驚きと「まじか、こんなに自転車高いんか…」という不安がありました。
以下、紗希さんモデルバイクのスペック紹介
なんと、Dura-Ace Di2仕様のコンポートとなっております。
強い。
Dura-AceとはSHIMANOのドライブトレインの最上位モデルで、Di2とは電動変速タイプのことです。
電動と言っても、楽に坂道を登れる電動アシスト付きの事ではありません。
私は最初電動変速のことを、YAMAHAのPAS的なものだと思っていました。
脱線しますが、私は電動アシスト付き自転車が大嫌いです。
漕ぎ出しで突然速いので心の準備が出来ずサドルがお尻に激突してきます(わかるかなぁ…)。
それに自分で走っている気がしなくてつまらないのです。
戻りましょう。
100万円は高いですがスペックや付属品を考えると、ほぼほぼハイエンドな状態なのでもしかしたら少しお値打ちかなぁとすら今は思います。
でもさすがに初期投資100万円は今の私でも清水の舞台から飛び降りてそのまま死ねる程厳しいと思います(´°ω°`)
さておき、このような見た目ゆるふわで可愛い女の子たちがキャッキャウフフと自転車に乗るのをにこにこと見させていただいているうちに、ポンコツ初心者の亜美ちゃんに強くシンパシーを感じるようになったのです。
亜美ちゃんは初めてのサイクリングの前日楽しみすぎて寝不足になったり、朝食抜きでサイクリングに挑みハンガーノックでぶっ倒れたりと等身大の初心者っぷりを披露してくれます。
先輩たちに騙されてロードバイク沼にハマっていく様子もウフフと微笑ましく、弱虫ペダル小野田くんのなんだかんだの天才さが浮き彫りになってきます。
ダメな子程かわいいという愛らしさです。
そしてターニングポイントである、亜美ちゃんがサイクルショップでロードバイクを手に入れた時の描写のこちら。《第5話》
非常に普遍的な初めてロードバイクに乗った時のイメージです。
レッドブル状態です。
しかし!
私にはこのありきたりな演出すら共感しすぎて、どうしてもロードバイクが欲しくなってしまったのです!
ちょうどサイマプレミアに乗りすぎて膝を傷めていた頃で、体力的に余裕があるのに自転車がパフォーマンスに追いつかないジレンマが生まれていました。
亜美は折りたたみ小径車からロードバイクに乗り換え、フラットペダルで乗り慣れてからビンディングを履いています。
きちんと初心者をしているところに好感が持てました。
雛子ちゃんが、自転車は種類によって用途が違うと説明した回を観て心は決まりました。
用途が違うからたくさん自転車持っててもいいんだ!(開眼)
小野田くんはと言うと変速付き改造ママチャリからクロモリロードバイクをスポンサーから無期限で貸してもらい、インターハイ優勝を機にびっくりするぐらい高価なカーボンロードバイクをスポンサーから渡されるというシンデレラボーイですからおとぎ話の世界です。
もしかしたらセレブパーティ的な社交場では、富裕層の遊びでタニマチ的にそういう事が起きているのかもしれません。
今のところはごく普通の人間である私の耳に、そういった情報は届いていません。
最後に。
とは言え、実際「亜美ちゃんができるなら私もできるんちゃうか?」的な勘違いでうまいことロードバイクデビューした私が、小野田くん程ではなく「そりゃないっすわ」と思ったことを紹介します。
①初心者の時に都合よくアドバイスしてくれたり、サイクリングに誘ってくれる先輩なんかいない。
協調性が著しく低く、自分を殺すことができないエキセントリックなパーソナリティだと自覚しているので基本的にぼっちで活動しています。
時々人と交流しますが、自分の性格によってトラブルを起こしたくないのでわきまえて1人or夫と活動するようにしています。
もしかしてトラブルを恐れず心を開けばそういう先輩と巡り会えたのかもしれません。
ある程度走力がついてくる頃に仲間ができてくるのがオーソドックスなんじゃないかなと思います。
②いくら愛車でも小径車でロードバイクとのツーリングにのこのこ出かけられるハートの強さはない。
初心者関係なく、自転車はママチャリしか知らない人でもさすがに
「コイツは無理だ、さすがに身分が違いすぎる」
と、普通は恐れおののくのではないか。
ママチャリとロードバイクでも気後れするような気がします。
②に関しては性格が関係するかもしれません。
あまり人の性格にとやかく言える立場ではありませんからこれぐらいにしましょう。
そんなわけで、レースは無理だけどロードバイクには乗ってみたいゆるふわ志向の方の背中を押してくれる「ろんぐらいだぁす!」を紹介しました。
気になったら是非騙されたと思って観てください。
HuluやAmazonプライムで観ることができます。
原作漫画もとってもおススメです!
そうは言っても結局レースは出る方向に進化した私がお送り致しました。